日記

火災保険の詐欺にご注意してください

以前から、住宅の修理業者が高齢者を騙して、治さなくてもよいような工事をし、高額は修理費を請求するという詐欺はあったのですが、最近では更に巧妙に高齢者を騙そうとしているようです。

電話に出ると音声ガイダンスが流れて「火災保険に加入していますか」と聞くそうです。加入していれば1を、していなければ2を押してくださいと言われ1を押すとありがとうございましたと言って、電話は切れるそうです。
2、3日すると電話がかかってきて「先日のアンケートに答えてもらった件で電話した。今現在地震や風水害で住宅に被害はないか」と聞いてくるそうです。

「ない」と答えると、「素人では分からないところに被害があるものだ。修理費はすべて火災保険でまかなえる」と言うそうです。
怪しいと思って、電話を切ったり、断ってしまえばいいのですが、高齢の女性は騙されてしまうことが多いとのことです。
実際、修理費はすべて火災保険でまかなえるものではありません。

だいたいがマイナスになるものです。地震の被害は100万を超えるときなどと被害に対して限定されている場合が多いです。
また、風水害については大きな災害があった後にその周辺の地域を狙って電話を掛けて来ています。
さらに、電話をかけて来る人間は「保険会社とのやりとりも全て自分たちが行う」と言うそうです。
高齢者は面倒な手続きを嫌います。すべて代わってやってくれて、自己負担がないのであればいいかなと思うでしょう。
少しでも火災保険のシステムを分かっている人であれば「こんなうまい話はない」と疑うのですが、火災保険というのは自分がどんな保険に入っているかも知らないという人が多く、巧みに騙されてしまうのです。

近年、今まで災害に襲われたことがない地域にも大きな災害が起こったりしています。
今年も台風が発生する時期が近づいてきました。
災害はないほうがよいのですが、万が一、被害に遭った時にはそんな業者には頼らず、自分で損害保険会社へ相談することをおすすめします。
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